紅茶についてのあれこれ。

 

 

紅茶の効用

 

一杯の紅茶は心をなごませてくれるもの。

でも体にもちゃんといいことあるんです。

 

 

ほどほどのカフェインで目をさまして

 

カフェインには、覚醒作用や疲労回復作用がありますね。

眠気を覚ましたり、仕事や運動の後の疲れを早く癒したい時に飲むと効果的です。

コーヒーに比べると原料の状態では、紅茶が3倍近くもカフェインを含むのに対して

抽出後の1杯あたりではコーヒーの方が5倍ものカフェインを含むそうです。

効きすぎて眠れない人には、就寝前にはコーヒーより紅茶のほうがいいですね。

 

カフェインには、他に利尿作用もありので、

代謝を良くし、むくみを緩和したり肌の調子が良くなったりします。

エネルギーの消費を高める働きもあるそうですよ。

 

 

タンニンは渋いだけじゃないよ!

 

タンニンは紅茶の渋みを出す成分。

紅茶の中に含まれる成分は主にカテキン類で

抗菌作用、風邪の予防、動脈硬化抑制、コレステロール低下作用、老化防止などに効果があるそう。

インフルエンザウィルスに対する効力があるので、冬場はしっかり紅茶を飲みましょう。

紅茶でうがいをするのもいいですね。

抗酸化作用もあるのでガン防止にも。

 

 

食後の紅茶で消化促進

紅茶には消化促進効果もあるので、食後に飲むのは理にかなっているんですね。

紅茶に含まれるフッ素には虫歯予防の効果も。

 

 

     

 

 

紅茶についてのQ&A


 

紅茶についての雑学的な疑問に答えてみました。

 

Q 111日が「紅茶の日」だというのは何故ですか?

 

A 伊勢の船乗り大黒屋光太夫が、

1782年江戸に向かう途中で海難にあいロシアに漂着しました。

それから10年後の11月の初め帰国に当たり、

光太夫は女帝エカテリーナ2世に茶会に招かれたそうです。

この逸話から、日本紅茶協会が111日を「紅茶の日」と定めました。

 

◆    ◆

 

Q “水色(すいしょく)”ってなんですか?

 

A 紅茶をいれたときの色。

濃い赤色、明るい赤色、オレンジ色などと表現され紅茶の特徴のひとつ。

色調や色の濃淡よりも、澄んでいること、輝きがあることが重要です。

 

 

 ◆    ◆

 

Q ゴールデンドロップって、何のことですか?

 

A ポットからカップへ紅茶を注いだときの“最後の一滴”のことです。

紅茶のエキスが濃縮された一滴。最後まで注いでね。

 

 

◆    ◆

 

Q クリームティーって、どんなもの?

 

A クリームのはいったお茶のことではないんです。

アフタヌーンティーを最もシンプルにしたもの。

アフタヌーンティーの定番スコーンにジャムとクロテッドクリームを添えたものと

お茶をいただきます。

クロテッドクリームとは、南西イングランドのデヴォン州の名産で、

ジャージー種の乳牛のミルクから作られる脂肪分の多いクリームのこと。

 

 

◆    ◆

 

Q 紅茶の賢い買い方、保存法を教えてください。

 

A 紅茶もやはり鮮度がいのちです。できるだけ新しい茶葉を求めるようにしましょう。

鮮度の良い紅茶を置いているお店を見つけること、回転のよいお店がいいですね。

一度に買う量も1ヶ月くらいで飲みきれる量を買うようにすることも大事です。

一般に賞味期限は、

缶入りの場合製造年月日から1年半、ティーバックでは6ヶ月が目安です。

紅茶の大敵は、湿気と酸素、ほかのもののにおい、日光。

袋や木箱入りのものは、缶に入れかえて保存するとよいでしょう。

直射日光が当たらず、湿気の少ない場所に保存しましょう。

冷蔵庫はいろいろな食品のにおいが移るのでお薦めできません。

 

◆    ◆

 

Q 飲んだ後の紅茶の上手な利用法はありますか?

 

A 紅茶はにおいを吸収しやすいという特性があります。

それを生かして、消臭剤として使うのはどうでしょう。

乾いたでがらしを入れ物にいれて

お部屋のにおい消しにしたり、灰皿に入れておいたり。

魚を焼いた網を洗う時、

荒い桶に水をはり、茶がらをいれて網をつけておくとにおいがとれます。

包丁についたにおいもティーバックでふくとOK。

このほかにも茶葉を焼いた時に出る煙には虫除け効果があると言われています。

 

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Q 紅茶に向いている砂糖を教えてください。

 

A 上白糖はくせがあり、紅茶に入れると水色が黒ずんでしまうので

紅茶には向きません。

一般的には、クセの少ない角砂糖やグラニュー糖が適しているでしょう。